なかなか心を開いてくれない相手にポロっと本音を言わせる裏技

「同僚がなかなか心を開いてくれない」「取引先の担当者の本音が知りたい」こんな悩みを抱えているん人は多いです。自分では普通に接しているつもりでも、なんだか相手が心を閉ざしているように見えるときってありますよね。プライベートの友達なら、「あいつはあーゆー性格だから」で終わらせることも簡単ですが、これが会社の同僚や取引先の担当者となると話は違います。毎日顔を合わせる同僚なら信頼関係を築きたいものだし、取引先となっては信頼が命です。心を開いてくれなかったために契約がおじゃんに、なんてことにもなりかねません。

今回は、心を開いてくれない相手にポロっと本音を言わせる2つの裏技をクリップタイムしていきます。

うつけ
いるよねー心開いてくれない人って、困るよねー。
きちょう
あんたは開き過ぎなの!
きちょう
でもそんな相手でもこんな簡単な方法でポロッと本音をいっちゃうのよ人間って。

心を開いてくれない相手に本音を言わせるには

毎日たくさんの人と接するビジネスパーソンは、様々な性格の相手との対応を日々強いられているはず。経験を積み重ねれば積み重ねるほど、相手への対応を学んではいくものの、やっぱり中にはどうしても心が掴めない人はいるものです。

  • 私が嫌われてる・・・?
  • なんとか心開いてくれないかな・・・

そんな悩みを抱えているけど足踏み状態のあなたへ特別授業を始めます。

相づちは意識的に使え!

人は誰でも、相手から認められたいという承認欲求をもっています。普段の日常会話であっても、相手には興味をもって聞いてもらいたいと思っているものです。そして「ふんふん」と興味をもって聞いてもらえれば、もっと色々と話しを聞いてもらいたいという気持ちになります。逆に相手の反応がいまいちだと、人間は無口になってしまう生き物なのです。

こんな心理を証明した実験がアメリカで行われています。

被験者と会話をし、その被験者が会話の中で「~s」と複数形の単語を使ったときは、うなづいたり、相づちを打ちます。ただし、話の中で単数形の単語を使ったときには、何の反応もしないというもの。

すると、会話を続けるうちに被験者は、相手の反応が多い複数形の単語を多く交えて話すようになったのです。無意識のうちに、複数形の単語を使うと相手から承認してもらえることに気づき、自然と複数形の単語を多く使うようになっていいたのです。

こういった心理を活用すれば、心を開いてくれない相手の本音を引き出すことはそう難しいことではなくなります。

相手と会話しているとき、本音と関係がありそうな話題になれば、意識的に「なるほどー」「そうなんだね」と相手を承認する相づちを打つのです。すると、その話題だと大きな反応が返ってくると無意識に感じている相手は、本音に関わる話をより多くするようになるはずです。

こうしたやり取りを繰り返すことで、相手の本音にどんどん近づいていくことができます。

なかなか心を開いてくれない同僚の悩みを知りたいときや、取引先の担当者の心を開かせたいときなどは、一杯飲みながらでもこの心理テクニックを使うことで、相手の本音を上手く引き出すことができることでしょう。

うつけ
なんか怖いな・・・簡単なのにこんなに効果があるものなんだねこれって。
きちょう
そう、普段使ってるものも、使い方次第で相手を自分の思うように操作できてしまうのよ。

バカにできない “うなづき” の威力

小中学生の中には、親や先生に反発して授業をロクに受けようとしない生徒がいます。学校には行くものの、校庭で遊んでいたり、保健室で寝てばかりいたりします。

もちろん先生や親は注意するものの、全くいう事を聞いてくれないし、なにが不満なのかも答えない。まったくもってお手上げ状態の生徒は世の中にはたくさん存在します。

しかし、そんな生徒を観察していると、じつは保健室の先生や給食のおばさんとは仲良く話しをしていることがあります。学校への不満ばかりか、将来の夢や好きな科目、恋愛のことまで、親や先生も知らなかった本音を語っていたりするものです。

ではなぜ、保健室の先生や給食のおばさんとは話をするのでしょう。
その理由を聞いてみると、親や先生は顔を見ればガミガミ説教をするばかりだけど、保健室の先生や給食のおばちゃんは黙って自分の話を聞いてくれるからだという。なにを言ってもうなづいて聞いてくれるから、安心して思うことを話したくなるというのです。

ただ話を聞いたり、うなづくだけの方が、相手が色んな話をするのは、こんな実験でも明らかになっています。

警官と消防士の採用試験にきた受験生を対象にしたもので、45分の面接時間中、面接官の態度を変えて接し、そのときの受験生の様子を観察するというもの。

最初の15分は普通に面接し、次の15分は意識的にうなづく頻度を多くする。そして最後の15分はまったくうなづかないようにしたのです。

すると、受験者の話す時間は、面接官が頻繁にうなづいていた時にもっとも長くなり、他の時間に比べて、48%~67%も話す時間が増えたのです。

人間は、相手にうなづいてもらうと、それだけで「もっと話そう」「もっと話したい」という気持ちが起きる生き物なのです。

つまり、心を開いてくれない同僚に心を開かせるには、こちらから積極的に話しかけるのは得策ではないということ。それよりも、相手が話したくなるように “うなづく” ことに意識をおくのです。

最初は口が重かった相手も、うなづきながら話を聞いてくれる相手には、次第に本音を話してくれるようになるはずです。

意識してやることが効果を引き出すコツ

この2つの心理テクニックを使うことで、心を開いてくれない相手に心を開かせることは簡単にできます。相づちを打ち所とうなづく部分をしっかり区切ることで、相手の感情はだんだんあなたに向いてきます。

このように簡単にできることほど、意識して行動することで、相手の心に入り込むスピードは驚くほど速くなります。安心して心を開かせるにはもってこいの心理テクニックと言えますね。

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